63.なにかがいる

なにかがいる (かがくのとも絵本)

佐藤正彦+ユーフラテス 2020.11 福音館書店

 

吾子ハマリ度 ★★★★★
親の偏愛度  ★★★☆☆
うちで活躍した時期 4歳~
吾子の場合、ブームが乗り物→恐竜→昆虫→動物、と変遷していますが、昆虫を通るときに、「擬態」ブームが同時に訪れ、今も続いている。これは、昆虫好きの子が必ず通るものではないかと思っているのですが、どうなんだろう。そして、テレビ番組「ミミクリーズ」にも擬態の歌があって、それが始まると擬態している昆虫を見つける行為に前のめりに熱中するのです。その熱中度と興奮度はちょっと異常で。絵本でも「擬態している昆虫を見つけよう」というのはこの一冊には決して限らなくて、実際この本以外の擬態本もけっこう図書館で借りたのでした。わかると誇らしげ、二度目で知っているとなぜか「俺知ってる~」と誇らしげ、というあの態度もよく分からない。この「擬態している昆虫を見つける」という情熱は、このあと100冊に挙げるだろう「もりのえほん」のような「探し絵」絵本への情熱に直結している、ように観察されるのです。