83.あいうえオノマトペ
吾子ハマリ度 ★★★★☆
親の偏愛度 ★★★★☆
うちで活躍した時期 3歳~
「言葉系」絵本でもっとも原始的なもののひとつは、「オノマトペ系」かもしれない。この絵本は、「あいうえお作文系」の要素もあるし『あっちゃん あがつく』などにとても近いのだけど、「あ」から順に、その語ではじまるオノマトペ(擬音語・擬態語)がひとつずつ紹介されていく、というシンプルな構成で、オノマトペ系の原点で完成形。構成が五十音順なので「次の『た』は何だと思う?」と親子で想像してからめくって「それか~!」と騒ぐ、という読み方ができるのが楽しい。
この先に、たとえば「食べる」「笑う」みたいに動作テーマ別にまとまった『日本語オノマトペのえほん』といった絵本もあるけど、まだ幼くても親子一緒にクイズのように遊べる、という入門として『あいうえオノマトペ』の楽しさはすばらしいなと思う。