４９．なぞなぞはじまるよ １・２

なぞなぞ文／おおなり修司　絵／高畠純　2016.4　絵本館

吾子ハマリ度　★★★★★
親の偏愛度　　★★★★☆
うちで活躍した時期　３～５歳
言葉を使えるようになった子供には、なぞなぞブームが到来する。が、じつは最初期にふさわしいシンプルな情報量のなぞなぞ絵本、というのは意外に多くない。そのうってつけのシリーズだと思う（３まで出ているのを、今知った）。一ページ一問、めくったら答えがある。という構成の「言葉遊び」系のなぞなぞ本は、意外なほどにない。
なぞなぞというのもいろんなタイプがあって、「上は洪水、下は大火事」のような、現象説明／比喩でその対象をあてる、というタイプのものもあるけれど、吾子がより好きなのは「からすと　うしと　やぎが　ならんでよんでいるとり、なあに？」のような言葉遊び系のものだ。問題も、あまりに有名でイージーなものが多いと大人は楽しめないが、これはあまり聞いたことがない問題が多く、大人も楽しい。なぞなぞ入門として、最適なシリーズだとお勧めしたい。
このシリーズが物足りなくなったら、ゾロリのなぞなぞやオヤジギャグの本や、石津ちひろ先生のことば系絵本が待っている。