38.おうさまのたからもの

おうさまのたからもの (至光社国際版絵本)

糟谷奈美 2017.9 至光社

 

吾子ハマリ度 ★★★☆☆
親の偏愛度  ★★★☆☆
うちで活躍した時期 0~3歳
この本も、吾子がじゃあハマったかというとそういうわけではないし、こういうお話の絵本が他にないかというと必ずしもそういうわけでもない気がするのですが、でも、絵や話の展開、といった手触りも含めて、なんか他にはない独特の読後感をもたらす絵本だなあ、と思い出す一冊なのです。おうさまが、すてきな箱に入れる「宝物」を探しに行きました、さて最後にその箱に入れたものは、という筋立て。最終的におうさまがそこに何を入れて、満ち足りたのか、というのは、amazonのページで一言化されていて、それも間違っていないのですが、この結末で納得なんだけどなぜ納得かがなかなか言葉にできない、言葉に要約しにくい滋味を感じるところが、この絵本のすごくいいところだと感じるのです。