37.どんぐりむらシリーズ

どんぐりむらのほんやさん (どんぐりむらシリーズ)

なかやみわ 2010.8 学研プラス

 

吾子ハマリ度 ★★★★★
親の偏愛度  ★★★★☆
うちで活躍した時期 0~4歳
いわずとしれたシリーズですが、吾子もハマり、五冊ある。おなじみの登場人物がクロスオーバーしているところなど、シリーズを読む楽しさにきちんと抜かりがない、安心のシリーズ。うちは、バンド「ジーズ」が好きで、「ジーズ!」という言葉を無意味に挟んで遊ぶ、みたいな読み方もしていた。が、このシリーズの特筆すべきところは、くまなく楽しませよう精神が隅々まで行き届いているおもてなし精神で、カバーの折り返しなどを切り抜くと「ペーパークラフト」が作れてどんぐり村が再現できてしまうところや、登場する新聞記者が書いたと思しき「新聞」が挟み込みになっていたりと、一冊でめいっぱい満足してもらおう、というつくりになっているところ。吾子がハマったのも、もちろん中身のお話もあるのだけど、ペーパークラフトが箱一杯になるほど楽しんでいたところも大きい。取り上げられるそれぞれの職業のカッコよさや、描かれるのが家族や村人同士のふれあいだったりして、とにかく安心と信頼のシリーズというイメージである。子はどれが好きか優劣がないようだが、親の私は「だいくさん」が好きだ。