29.わたしのわごむはわたさない

わたしのわごむはわたさない 【3歳 4歳からの絵本】

ヨシタケシンスケ 2019.11 PHP研究所

 

吾子ハマリ度 ★★★★★

親の偏愛度  ★★★★☆

うちで活躍した時期 0~3歳

2020年前後で育児していてヨシタケシンスケさんを避けられるはずもない。もちろん概ね読んで、吾子が一番好きだったのはこれだった。たかが輪ゴムでも、自分のものになったときの子供の胸がときめく感じを、親の私も思い出す一冊。その「宝物感」がユーモラスにエスカレートしていく感じが真骨頂。「なんでもないもの」として選ばれたのが輪ゴムなのも秀逸で、「びよーん」と伸びるし、いろんなことができると夢が広がるポテンシャルのあるアイテムなのだ、輪ゴムは確かに。実際、その後吾子に輪ゴムを与えてみたら、もうためつすがめつしてもてあそびまくり、指鉄砲を教えればまだうまくできないのに嬉しそうに何度もトライするのだった。

『こねてのばして』も、読みながら吾子をこねてのばしてしてゲラゲラする、という身体性を伴った遊びができて楽しかった。

こねてのばして