55.おしりたんていシリーズ

おしりたんてい (単行本) おしりたんてい おしりたんていの こい!? (おしりたんていファイル)

さく・え トロル 2012.10 ポプラ社

 

吾子ハマリ度 ★★★★★
親の偏愛度  ★★★★☆
うちで活躍した時期 3~6歳
吾子もきっちりはまった。というより、今もなおきっちりはまってアニメを観続けている。アニメでは、データ放送でOPにリズムゲームがあり、後半におしりを探すゲームを楽しむのが通例となっているほど、はまっている。最初見たときは、「絵本というのはすごいなあ。おしりとたんていを組み合わせるのか。なかなかキワものだな。こういうのが流行る時代なのか」と思ったけれど、中身を読めば、迷路あり、絵探しあり、軽い推理あり、そして終盤にはお決まりの劇画があり、とまったくの隙のなさに舌を巻き、大人も楽しいことにも唸った。スイートポテト好き(スイートポテトというお菓子を、吾子はこれで知った)、辛いものが嫌い、という設定なども含めて隙がない。絵本の既刊を全部読んだ後、判型の小さい、字が結構多くなるシリーズの方にも手を出し、それで吾子がひとりで本を読む(眺める)ということを始めたきっかけにもなった記憶がある。
一目見てキワものに見えても、続いているシリーズには意味がある、と学んだシリーズでもある。本当によくできている。
親の私のベストは『おしりたんていのこい!?』である。