57.ノラねこぐんだん アイスのくに

ノラネコぐんだん アイスのくに (コドモエのえほん)

工藤ノリコ 2017.11 白泉社

 

吾子ハマリ度 ★★★★☆
親の偏愛度  ★★★★☆
うちで活躍した時期 3~4歳
これも人気シリーズですね。我が家でもひととおり読み、工藤ノリコ先生の他の絵本にも広がっていきました。これもお決まりパターンがあり、ノラねこぐんだんが「思いつくままのいたずらをやりたい放題する」という幼児のリビドーを代わりに叶えてくれる、のがこのシリーズの最大の魅力だと思います。シリーズで、意外と中盤の展開に広がりがあって、思わぬ方向に入ったりする野放図さも魅力だと思いますし、その果てに、最後は同じオチが待っている、というのもいい。オチでは必ず決まった言葉が使われ、「こんなことしていいと思ってるんですか」という台詞は、今度は親の気持ちを代弁している言葉であり、読み聞かせでこの言葉を読む、ということで親の疑似溜飲が下がるという効果もあるのではないかと思っている。