35.Lost and Found

Lost and Found (English Edition)

オリヴァー・ジェファーズ 2005.12 ソニーマガジンズ

 

吾子ハマリ度 ★★★★☆
親の偏愛度  ★★★★★
うちで活躍した時期 0~3歳
わたしは、邦訳『まいごのペンギン』が絶版になっているこの絵本が日本語でまた読めるようになるといいなあ、とすごく思っている。ある日少年がまいごのペンギンに出会う。少年はペンギンを南極に返してあげようとする。とってもシンプルでまったくもって難しいところのない話なのですが、親の私がこの結末が好きすぎて、偏愛と言っていいほどの愛着を抱いている。少年もペンギンも、表情がないところがポイントで、たんたんとしているし、たんたんと話は進んでいくんですが、表情がないからこそ、最後のオチというものが愛おしく、また尊く感じられるのです。あまりに好きだったから、図書館に返した後に検索して、うちには英語版があるのです。でも、一ページ一行程度の英語なので、それで読んでも全く問題ないと思うので、気になったらぜひ読んでほしいなと切に思います。いま調べたらkindle版もあるらしいけれど、やっぱり最低二人がのぞきこむ絵本は、紙でないと、というのもいずれ古い考え方になるのかもしれません。