66.チャレンジミッケ!

チャレンジミッケ! 11 へんてこりんなおみせ

作:ウォルター・ウィック 訳:糸井重里 2005.11 小学館

 

吾子ハマリ度 ★★★★★
親の偏愛度  ★★★★☆
うちで活躍した時期 6歳~
「探し絵」系のこれも古典シリーズみたいですが、うちは短期的集中的にとてもハマりました。この絵本シリーズは、「一緒に探そう」と言ってきて、一人ではなく親と一緒に読みたがる傾向がとても強かったですね。やっぱりひとりだと探す量と難易度が高いからではないかと。親にとっても探しごたえのある難易度なので、一緒に探して親のほうが熱中するページもあったり。とにかくページのなかにモノが溢れていて、そこからこれをいくつ探せ、という指令がいくつか書かれている。しばらく探して、別のお題に行ったりして、何度も見たところにそれを発見することになる。見つけると快感がある、全部見つけたくなる、という絶妙な隠し方と難しさを、どうやって作っているのか、どっからこんなにモノを集めてくるのか、そんな創り手のクリエイションへの感嘆もわいてくるシリーズ。量が多すぎてすぐに忘れるから、これも耐久性が高いシリーズとして愛されているだろうし、これは親子が一緒に何かをする時間をつくる、のに最適なアイテムで、その方面での価値が高いシリーズともいえるのでは。

実は、親が退屈せずに楽しめる、一緒にできること、というのは、意外に難しいんですよね。それをいくつか見つけていくことが、実は「子との時間づくり」の要諦であると思います。