32.パンのずかん

パンのずかん (コドモエのえほん)

作・大森裕子 監修:井上好文(日本パン技術研究所)  2018.9 白泉社

 

吾子ハマリ度 ★★★★★

親の偏愛度  ★★★★☆

うちで活躍した時期 0~5歳

パン系の、おそらく古典になっていくんだろうなの一冊。大森裕子さんによる「ずかん」シリーズはどれもだけれど。写真より絵のほうが美味しそう、なんて不思議だけれど不思議じゃないというか、絵というのはそういうものであるのかもしれない。食べることに興味のある本能生物な幼児にとって、自分も知らないパンがいっぱい載っていて、何度開いてもこんなパンがあるんだと発見があるのが、面白くないはずがなく、ほんとに頻繁に持ってきていた。一緒に、開いた頁の「どれ食べたい?」といっせーのせで指をさしながら読んでいくのは、大人だって楽しい。どこの国のパンか、国旗で記してくれていたりと、情報量が多くていろんな楽しみ方を内包しているのは、小さいのにまさに図鑑の名にふさわしいと思う。