74.ボードブック おはよう、はたらくくるまたち

ボードブックおはよう、はたらくくるまたち (のりもの×キャラクター 【1歳 2歳 3歳児の絵本】)

文/シェリー・ダスキー・リンカー 絵/トム・リヒテンヘルド 訳/福本友美子 2019.8~ ひさかたチャイルド

 

吾子ハマリ度 ★★★★☆
親の偏愛度  ★★★☆☆
うちで活躍した時期 2歳~
このシリーズは、はたらく車=重機好きにとって、格好の定番入り口と思う。かわいい絵柄で重機がキャラクターになっていて、重機という元来でかくて武骨なものをかなり愛らしくしている。たとえば、amazon primeで見られる「スティンキーとダーティー」のような感じだが、あちらほどやんちゃでもなければ臭いもない。うちは小さい型紙のボードブックのほうを愛用していた。
このシリーズで貫かれているのは、それぞれの重機に個性もあること、工事現場ではみんなが分担してみんなが活躍していること、みんなが欠くべからざる役割をもっていること、そして一日の始まりと終わりに頑張って働いたことの充足感と心地よい疲れがあること。工事現場っていい職場だな、と錯覚するほどの健やかさがある。一時期は、本屋さんでシリーズを見つけるたび、吾子はかならず立ち読みをしてめくっていたほど、のりものブーム期の吾子をひきつけてやまなかったシリーズ。